原田忠直 著
A4判/上製カバー装 240頁 ISBN978‒4‒86333‒199‒0 C3030
本体価格 3,000円(税込3,300円) 2022年3月25日発行
「生意人」が生み出す「利潤の社会化」と経済活動における「自由の実現」という未知なる価値を導き出す。
「包」から読み解く中国社会経済論。
執筆者紹介
原田忠直(はらた ただなお)
1963年生まれ。日本福祉大学経済学部教授。中国経済。
主な論文に「中国における農地の「集団所有」と「包」についての一考察」「中国における市場の「自由」と「包」についての一考察」「「包」の「特殊性」から読み解く「中国経済のシェーマ」─柏祐賢と加藤弘之が探し求めた中国研究の核心」など。
はじめに
1 本書の課題と意義
2 個人的な動機
1 「習性化」と「自生的秩序」の概念
2 「擬態」の概念と「生意人」
3 内山完造の「包」論
4 費孝通の「差序格局」
1 「生意人」と「包の倫理的規律」
2 「生意人」と「包の経済組織」
3 「包の経済組織」の再定義と「利潤の社会化」
4 「包の経済組織」の擬態化と経済的要因
1 「先富論」と「生意人」
2 地縁血縁者と「生意人」
3 景気動向と「包の経済組織」および萌芽的な「生意人」の存在意義
1 柏が捉えた「包」的な農業経営
2 上海市近郊農村における専業農家の変遷過程
3 上海市近郊農村における合作農業の変遷過程
4 「承包権の割替え」と「三権分置」の成立
1 経済学者が捉えた中国の自由
2 「曖昧な制度」と自由
3 「生意人」の自由
注/引用文献
あとがき
仁欽 著
A5判/並製 246頁 ISBN 978-4-86333-194-5 C3030
本体価格 3,000円(税込3,300円) 2023年3月25日発行
搾取から民主へ。大きな社会構造の変化を受容し、文化大革命、社会主義的改造、撥乱反正を経た内モンゴル牧畜地域社会の姿を解明する。
参考文献
初出一覧
黃英哲・張羽・謝政諭・葉肅科 編
A5判/並製カバー装 352頁 ISBN978-4-86333-185-3 C3030
本体価格5,000円(税込5,500円) 2022年3月31日発行
アジア太平洋地域・両岸関係と廈門・金門の役割をテーマとした、愛知大学・廈門大学・東呉大学・金門大学4大学シンポジウムの論集。
刊行寄语 爱知大学国际问题研究所 所长 佐藤元彦(林涛译)
爱知大学厦门大学东吴大学金门大学 四校厦金区域综合研究论文集序
厦门大学台湾研究院两岸关系和平发展协同创新中心 主任 刘国深
廈門金門兩岸問題四大學共同研究論文集序 東吳大學人文社會學院 院長 黃秀端
一九五四年至一九五八年间中共对台策略的调整──兼论台海问题中的“民族大义” 陈忠纯
「八二三砲戰」下金門地區平民的疏遷──以新聞報導為中心的考察 村上享二(陳奕汎譯)
赴陸台灣民眾對「惠台31條」政策的感受與影響評估 左宜恩
从中国大陆游客的金门行论“旅游本真性” 林涛
走味的蘋果──台灣《蘋果日報》影劇版的政治研究 謝靜國
推进两岸共同市场的突破口──厦金试验区 邓利娟
海峡两岸在厦金海域的非传统安全合作研究 张文生、李美霖
新形势下推进厦门与金门深度合作研究 王勇
兩岸跨域合作模式之建構與阻礙 劉佩怡
兩岸關係僵化下的金廈合作發展與影響 陳慧菁
浅论近代日本知识青年对“厦门” 的印象──以东亚同文书院生大正期《大旅行志》的记录为例 塩山正純
陳嘉庚與楊忠禮──他們的時代及其志業 謝政諭
金門大學的誕生與金僑興學的關聯性──社會資本/融合分析 葉肅科
高老龄社会中老年人与子女的选择──以台湾金门岛珠山村为案例 松冈正子
分析21世紀國際政治經濟變動下的歐盟整合發展 倪周華
中東歐的華人移民與帶路節點──以捷克為例 鄭得興
編輯後記 黃英哲
エズラ・F・ヴォーゲル・李 春利 著
A5判/上製カバー装 212頁 ISBN978-4-86333-177-8 C0036
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2021年8月30日発行
ハーバード大学名誉教授エズラ・ヴォーゲルは、日本では1979年に発行されたベストセラー『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の著者として有名。中国や日本など東アジア関係の研究に従事した社会学者である。彼が愛知大学で行った生前最後の講演を収録。講演録をより理解するための解説と豊富な資料を満載。「永遠の隣人」どうしである日中関係をよりよいものとするための示唆に富む内容。
エズラ・F・ヴォーゲル(Ezra F. Vogel、傅高義)
ハーバード大学ヘンリー・フォードII 世社会科学名誉教授。
1930年米国オハイオ州生まれ。1958年にハーバード大学にて社会学博士号を取得。ハーバード大学社会学部教授や東アジア研究センター所長を経て、日米関係プログラム所長、フェアバンク中国研究センター所長、アジアセンター初代所長などを歴任。1979年に『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を出版、日本で70万部を超えるベストセラーに。2011年に『現代中国の父 鄧小平』を出版、中国で100万部を超えるベストセラーに。2020年12月20日、90歳で逝去。
李 春利(りしゅんり、LI Chunli)
愛知大学経済学部教授・大学院中国研究科教授、愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)所長。中国遼寧省生まれ。中国社会科学院大学院、京都大学を経て、1996年に東京大学にて経済学博士号を取得。ハーバード大学上級研究員(Fellow)、MIT兼任研究員、浙江大学講座教授などを歴任。専門分野は中国経済論、国際産業論及び環境・交通経済論。
愛知大学国際問題研究所 編
A5判/並製カバー装 312頁 ISBN978–4–86333–161–7 C3030
本体価格 3,000円(税込3,300円) 2020年3月25日発行
愛知大学国際問題研究所設立70周年を記念する、国際シンポジウム「グローバルな視野とローカルの思考」、および『LT・MT貿易関係資料』(影印復刻版)出版記念講演会をもとに編まれた、文学、哲学、経済学、経営学、文化人類学、歴史学、語学等々の論者による、学際的広がりに向けた論文集。
刊行に際して 佐藤元彦
華夷の変──華語語系研究の新しいビジョン 王 徳威
[関連論説]
說「文」解「字」──張貴興小說與「華夷之變」的文化想像再現策略 梅 家玲
[思想・文学]
「土の近代」と「水の近代」──中国近代化の歩みから考える 石井 剛
文学の分有──東アジアにおける近代文学の起源 橋本 悟
清末文学“庚子西狩”书写的除魅效应 林 晨
[経済・経営]
国際開発論の新たな段階──「グローバル」と「ローカル」のはざまで 佐藤元彦
マーケティングへの招待──消費者は、マーケティングの何を評価しているのか? 太田幸治
化するマーケティングと文化衝突 土屋仁志
[文化・社会]
民族文化をめぐるジレンマ──中国客家地域における市場経済化と生活実践 河合洋尚
バンコク民家の神仏像祭祀──タイ都市民の家庭祭祀にみるグローバルとローカル 加納 寛
四川アルス・チベット族におけるJoと移住伝承 松岡正子
東亜同文書院生の思い出に記された厦門──大正期以前の『大旅行誌』の記録を中心に 塩山正純
同步观察与共时交响──东亚同文书院时期大内隆雄对中国戏剧的译介活动考论 裴 亮
LT貿易の起源──1950年代の日中民間貿易協定再考 井上正也
[歴代所長による回想録]
「令和」の国際問題 第10代所長 嶋倉民生
国研所長10年の思い出 第12代所長 三好正弘
国際問題研究所との関わりを振りかえって 第14代所長 川井伸一
所長時代の思い出 第15代・第17代所長 馬場 毅
愛知大学国際問題研究所 沿革
愛知大学国際問題研究所 歴代所長
シンポジウム・講演会開催案内
新聞掲載記事
後記 黄 英哲
宗宮弘明・太田明徳 編
A5判/並製 104頁 978-4-86333-158-7 C1030
本体価格800円(税込880円) 2019年12月3日発行
2018年6月に開催された中部大学・高山市連携シンポジウム「持続可能な地域のあり方を考える──「高山学」をめざして」での対話をまとめた本書は、高山市におけるESD(Education for Sustainable Development:持続可能で豊かな社会をつくるための教育)のあり方を提示している。
グローバルな気候変動・経済問題などの視点と、並存するローカルな少子高齢化・地域の抱える問題を高山市に当てはめ、中部大学(教員)による基調講演、パネルディスカッション、および高山市(行政、市民)との活発な討論・質疑応答を収録。
太田明徳〈おおた あきのり〉
中部大学高山委員会、中部大学副学長、教授(微生物学)
宗宮弘明〈そうみや ひろあき〉
中部大学国際ESD センター長、学長顧問(魚類生物学・環境生物学)
発刊に寄せて 石原 修(中部大学学長/プラズマ物理科学)
まえがき 宗宮弘明
開会挨拶 石原 修・國島芳明(高山市長)
昆虫の変態から学ぶ持続可能な高山市づくり 山下興亜(中部大学名誉学事顧問、前学長/昆虫生理学)
森林政策をめぐる最近の動向 竹島喜芳(中部大学国際GIS センター准教授/森林計画)
再生資源の木材を生かした飛騨高山の林業の歴史と木工家具産業
林 上(中部大学人文学部教授/都市地理学)
地理システム(GIS)をもちいた防災の取り組み
福井弘道(中部大学中部高等学術研究所長、国際GIS センター長、教授/地球環境学)
耕作放棄田から考える 森山昭彦(中部大学応用生物学部教授/環境生物学)
閉会挨拶 宗宮弘明・西倉良介(高山市副市長)
編者あとがき 太田明徳・宗宮弘明
阿部和俊・杉浦芳夫 編
A4判/フランス装 120頁 ISBN978-4-86333-156-3 C3025
本体価格 3,000円(税込3,300円) 2019年7月3日発行
60年以上研究生活を続け、今も活躍されている森川洋先生の傘寿を記念して、2015年に広島大学東京キャンパスで開かれた研究発表会にて発表された論文、およびその後に投稿された論文、計10本を森川先生に献呈した記念論文集
森川 洋 先生 略歴
1962年 広島大学大学院文学研究科博士課程単位習得期間満了退学
1964年 大分大学助手
1966年 同大学講師
1969年 同大学助教授、この年第1回日本都市学会賞(奥井記念賞)受賞
1972年 広島大学文学部助教授、「中心地研究:理論と実証」により広島大学より文学博士を取得
1982年 広島大学文学部教授
1998年 定年退職、名誉教授、福山大学経済学部教授
2005年 退職
2006年 『人文地理学の発展』(2004年)によって、人文地理学会賞(学術著作部門)を受賞
2014年 瑞宝中綬章受賞
はしがき 森川 洋
日本の地理学における森川 洋先生の足跡ならびに本記念論文集刊行の経緯 杉浦芳夫
経済的中枢管理機能からみた日本の主要都市と都市システム(2015年) 阿部和俊
日本の主要都市における2010 年代の支店集積量の動向―減少それとも回復― 日野正輝
北海道における都市の発達過程と都市機能の変化―滝川市を事例として― 寺谷亮司
上海・陸家嘴CBD の形成と課題 山崎 健
居住地選好からみた現代日本の都市と地域 若林芳樹
高齢化する郊外住宅団地における介護サービス事業の増加と利用の特徴 由井義通
ある町の都市計画マスタープランの策定経験から都市地理学と都市計画を考える 西原 純
イギリスにおけるタウンセンターファースト政策と中心地理論 根田克彦
市民の移動行動と公共交通政策への評価―茨城県ひたちなか市の事例― 𡈽谷敏治
ロシア人地理学者V. V. Pokshishevsky による中心地理論批評をめぐって 杉浦芳夫
執筆者紹介
編集後記 阿部和俊
三好 章 監修
愛知大学東亜同文書院大学記念センター・東アジア仏教運動史研究会 編
B5判/並製 158頁 ISBN978-4-86333-143-3 C3030
本体価格2,000円(税込2,200円) 2018年3月30日発行
戦前、上海にあった東亜同文書院に学んだ二人の仏僧、水野梅曉と藤井靜宣。
本書は、仏教界で「支那通」として知られた藤井靜宣(草宣)が住持した真宗大谷派淨圓寺にて、その膨大な遺物を丹念に整理・分類し、そこから垣間見える当時の中国社会と日中仏教の交流、そして東亜同文書院での記録を含む貴重な資料をまとめたものである。
第1部は淨圓寺における資料調査の論考、第2部は藤井が現地で収集した資料(書籍、雑誌、新聞、書簡、写真など)の目録を収録。
松岡正子 著
A5判/上製函入 論文篇542+2頁 写真篇282頁 ISBN978–4–86333–127–3
本体価格16,000円(税込17,600円) 2017年3月25日発行
【論文篇】
チャン族は中国四川省の峡谷地帯に暮らす山の民である。2008年の汶川地震被災後の移住政策により地域社会の再編が進められ、復興と観光開発のなかで民族文化はどのような役割を担ったのか。政府と住民双方の視点をふまえて、災害復興における文化の力を考える。また、四川チベット族諸集団との類似性から、チャン族の伝来文化と社会の形成過程を考察する。
【写真篇】
チャン族および四川チベット族諸集団の、衣食住、年中行事、冠婚葬祭、信仰を、30年にわたるフィールドワークの記録写真が映し出す。汶川地震の被災と復興を通じて大きく姿を変えたチャン族地区では、被災前の伝統的な暮らしの様子から、生活再建、そして観光開発による新たな民族的景観までを収める貴重な記録である。
1000点を超える画像をフルカラーで収録。
松岡正子(まつおか まさこ)
1953年長崎県生まれ。愛知大学現代中国学部・同大学院中国研究科教授。
早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。国立民族学博物館共同研究員。
専門:中国文化人類学。
主要著書:『中国青藏高原東部の少数民族 チャン族と四川チベット族』(ゆまに書房、2000)、『四川のチャン族──汶川大地震をのりこえて〔1950–2009〕』(共著、風響社、2010)ほか
松岡正子 著
A5判/上製 542+2頁 ISBN978–4–86333–125–9
本体価格8,000円(税込8,800円) 2017年3月25日発行
チャン族は中国四川省の峡谷地帯に暮らす山の民である。2008年の汶川地震被災後の移住政策により地域社会の再編が進められ、復興と観光開発のなかで民族文化はどのような役割を担ったのか。政府と住民双方の視点をふまえて、災害復興における文化の力を考える。また、四川チベット族諸集団との類似性から、チャン族の伝来文化と社会の形成過程を考察する。
序 四川大学 李錦
第1章 近年のチャン族に関する研究
第2章 汶川地震後のチャン族における貧困と移住
第3章 汶川地震後のチャン文化
第4章 羌年と祭山会
第5章 黒水チベット族
結語Ⅰ 災害復興と文化の力
第6章 四川チベット族諸集団に関する先行研究
第7章 ナムイ・チベット族
第8章 アルス・チベット族
第9章 シヒン・チベット族と木里蔵族自治県水洛郷の〈西番〉
第10章 四川と雲南のプミ語集団
第11章 四川と雲南のナシ語集団
結語Ⅱ 蔵彝走廊のチャン族と四川チベット族
あとがき/参考文献/索引
松岡正子 著
A5判/上製 282頁 ISBN978–4–86333–126–6
本体価格8,000円(税込8,800円) 2017年3月25日発行
中国四川省の少数民族チャン族および四川チベット族諸集団の、衣食住、年中行事、冠婚葬祭、信仰を、30年にわたるフィールドワークの記録写真が映し出す。汶川地震の被災と復興を通じて大きく姿を変えたチャン族地区では、被災前の伝統的な暮らしの様子から、生活再建、そして観光開発による新たな民族的景観までを収める貴重な記録である。
1000点を超える画像をフルカラーで収録。
はじめに
調査地一覧
各地の羌族/茂県/理県/邛崍市/汶川県/北川羌族自治県/平武県/松潘県/黒水県
ギャロン・チベット族/白馬チベット族/ナムイ・チベット族/アルス・チベット族/シヒン・チベット族と西番/プミ・チベット族/雲南のプミ族/四川のナシ族/雲南のモソ人/雲南のナシ族
佐治晴夫 監 川又俊則・久保さつき 編
A5判/並製 180頁 ISBN978-4-86333-080-1
本体価格1,800円(税込1,980円) 2014年3月18日発行
2014年度で創立48周年を迎える鈴鹿短期大学で、2010年度より創設された生活コミュニケーション学研究所では、「生活コミュニケーション学」という新たな学際的分野開拓のために議論を重ねてきた。主要専攻分野(食物栄養、養護福祉、保育など)を横断的に結ぶ総合的人間教育(リベラルアーツ教育)を目指すなかで、欠かせないものとしての「コミュニケーション」を「生活コミュニケーション学」と捉え、真の人間教育を実践する活動記録の一部を本著ではまとめている。
安積紀雄 著
A5判/上製 135頁 ISBN978-4-86333-077-1
本体価格2,000円(税込2,200円) 2014年3月10日発行
地理学分野において50年近くに渡り、地域の倉庫立地を研究してきた著者が、あらためて地理的見方とは、地理的考え方とはと問い直し、現状と課題さらにはその対応策を著した。地理学教育については、近頃高校や大学でとかく軽視されがちな面があると憂い、どちらの教育現場も経験した著者が地理的観点の教育の重要性を説く。後半部はそれらの実践としての直近の論文を2本掲載している。
著者について
1940年愛知県名古屋市生まれ。1964年金沢大学法文学部地理専攻卒業。理学博士(筑波大学)。現在、名古屋産業大学名誉教授。おもな著書に『営業倉庫の立地分析』(古今書院、2005)、『地域と営業倉庫』(大明堂、2000)他。
山野明男 著
A5判/並製 204頁 ISBN978-4-86333-074-0
本体価格2,000円(税込2,200円) 2014年1月15日発行
稲作による食糧の自給は、将来に渡って持続可能な日本の食糧供給の生命線であると訴える著者が、水田の発展に重要な役割を果たす干拓地に着目し分析する。長年の間みずから足を運んだ干拓地の中から、水田比率の異なる十三湖干拓地、河北潟干拓地、諫早湾干拓地を本著では取り上げ、特に話題に上ることが多い諫早湾干拓地に多くのページを割いている。干拓地での営農展開を詳細に分析し、水田農業が食糧事情や環境事情に優位であるとする著者の主張は、干拓地問題に一石を投じるものとなるはずである。
著者について
1947年香川県丸亀市に生まれる。1974年駒澤大学大学院人文科学研究科地理学専攻博士課程単位取得満期退学。2005年岡山大学大学院文化科学研究科博士課程修了博士(文学)。1974年名古屋市立高等学校教諭。1993年愛知学院短期大学助教授。1998年愛知学院短期大学教授。2005年愛知学院大学教授(書籍刊行時)
愛知大学現代中国学部 編
B6判/並製 264頁 ISBN978-4-86333-063-4 C1030
本体価格1,500円(税込1,650円) 2013.3.25刊
難解な政治構造、躍進する経済と多元化する社会、多彩な民族文化から最新の流行まで、見開き1項目のどこからでも巨大な中国へアプローチでき、もっと知りたい人には各項目ごとに理解を深める関連情報付き。
中華世界のしくみ/世界最大の政党/民意を代表する制度/中央と地方/人治と法治/周辺からの異議申し立て/台湾と香港/華僑・華人/日中関係/世界のなかの中国/経済構造とグローバル化/海外進出する中国経済/中国農業の変容/環境問題と経済制約/対中直接投資と経済協力/就業構造と雇用問題/都市と農村の二元社会/格差と和諧社会/社区建設/社会保障/少数民族政策/宗教政策/食生活/年中行事/結婚事情/世界遺産とツーリズム/中国人の海外旅行/中国語と方言/伝統演劇/アニメ・コミック/チャイナポップス ほか
愛知大学中部地方産業研究所 編・発行 発売=あるむ
A5判/並製 612頁 ISBN978-4-86333-055-9
本体価格3,000円(税込3,300円) 2012.03.11刊
「東三河の経済社会白書」たることを編集方針に愛知大学中部地方産業研究所が総力をあげて取り組み、1973年から発行されてきた『東三河の経済と社会』の14年ぶりの刊行。第7輯はこの間の経済・社会の変化を組み入れるために、できる限り1990年代後半からの資料統計も用いられ、さらに大項目を、Ⅰ総論、Ⅱ地域経済、Ⅲ地域産業、Ⅳ地域社会・文化として、より網羅的な構成となった。
山野明男 著
A5判/並製 266頁 ISBN978-4-86333-054-2
本体価格2,500円(税込2,750円) 2012.03.10刊
濃尾平野に位置する尾張地域は、豊富な水資源と肥沃な土地、また温暖な気候にも恵まれ、かつてより地域の農業生産の中心として、また政治・経済の中枢をなしてきた。江戸時代には尾張藩の台所として機能し、用排水路開削や干拓地の開発など人工的な土地改良が進み、近代以降名古屋の近郊農業地域として、また工業地域として発展を遂げてきた。本書は、この地域に特徴的な小規模商品生産農業の事例分析と高度成長期以降の地域農業の変容過程を捉えて、大都市圏における農業の立地と生産構造を明らかにする。
藤谷幸弘 著
A5判 194頁 ISBN978-4-86333-004-7 C3052
本体価格 2,300円(税込2,530円) 2008.12.15刊
図書館という公共施設が全国津々浦々に建設され始めた高度成長期から 40年あまりが経つ。本書は、その頃から公共図書館をはじめとする地域施設計画の評価・調査研究に携わってきた著者が、図書館利用をめぐる評価の方法と問題点を実践を通してまとめたものである。 研究対象となる図書館建設ラッシュ・コンピュータによる統計手法の進歩・自身の建築家的視点の成長とが数十年というスパンで重なり合った結果、著者は公共図書館の利用実態を最盛期に調査研究するという幸運に恵まれた。その時々の経験と考察から抽き出された視点は、今日まさに変革期を迎え、さらには「指定管理者制度」の導入が進行している現場で、「公共図書館はいかにあるべきか」を考えるための貴重な提言ともなっている。
第1章 施設需要をどうとらえるか
第2章 図書館ネットワークの形成と展開
第3章 利用圏域による評価
第4章 利用フローから何を読みとるか
第5章 東京都23特別区における公共図書館ネットワークの計量化
第6章 ロンドン・カムデン区における図書館削減計画と市民運動
第7章 ソウル特別市における公共図書館機能の特性
第8章 21世紀を生きる公共図書館の機能について考える
アジア・エートス研究会 編
四六判/上製 254頁 ISBN4-901095-41-2 C0030
本体価格 3,000円(税込3,300円) 2003.5.18刊
激動の二十世紀後半のアジア諸地域を、四十年間にわたり継続的に調査研究し、大学や専門領域の枠を越えた海外調査・プロジェクトを通して成果をあげてきたユニークな東海地域の研究者集団アジア・エートス研究会。本書は、アジア研究の足跡と今日の研究集団が直面せざるをえない諸問題を真摯に証した閉会宣言である。
アジア諸地域の近代化は、欧米の先進諸国を理想的モデルとするのではなく、伝統的エートスとの関連で追究することの重要性を訴え続けてきた、研究会四十年の歩みを詳細に記述。
前田惠學・永井義雄・戸谷 修・石川賢作・重松伸司・山本郁郎・布川清司・黒柳晴夫・神谷信明・吉原和男・槻木瑞生・大岩 碩・池田年穂・馬場雄司・上久保達夫・綱島郁子・上田はる・桜井明治・橋 重孝・岩水龍峰・武笠俊一・川崎一平・栄 和枝・高岡秀暢・荒井茂夫・綱澤満昭・川角信夫・村上公敏
海外調査体験およびさまざまなプロジェクトでの思い出などを掲載。当時の感動と迫力を生々しく伝えている。
定例研究会の開催年月日、報告者、テーマなどを詳細に記録。研究会報告の多くは『アジア時報』(アジア調査会、毎日新聞社)に掲載されている。また、アジア・エートス研究会の10冊の編著に目次と解説を付す。
A5判/並製 58頁 ISBN978-4-86333-053-5 C1036
本体価格 762円(税込838円) 2012.3.10刊
主婦や母親の視点で毎日の暮らしを守り、地域で活躍している女性リーダーたちが、まちづくりへの取り組みや地域活動で周囲を組織化していくまでの体験などを語ったシンポジウムの記録。さらに女性リーダーについてあるべきリーダーシップのスタイルをどう考えるかといった議論も展開されている。
A5判/並製 56頁 ISBN978-4-86333-024-5 C1036
本体価格 762円(税込838円) 2010.3.10刊
都会から奥三河地域へ移り住み「第二のふるさとのくらし」をしている三者三様の体験談──いなか暮らしそのものを楽しむ、子育てと共にいなか生活になじむ、アトピー対策と大工から山仕事への転身──を中心に、山村の首長が抱く夢と現実、まっすぐ農業にうちこむ体験などを通して交わされたシンポジウムの報告。
A5判/並製 66頁 ISBN978-4-86333-000-9 C1036
本体価格 762円(税込838円) 2008.3.31刊
三遠南信地域(三河・遠州・南信州)の典型的な山村と伊良湖岬最先端の里から発信されるメッセージ。ふるさとの暮らしと歴史を見つめる中から、固有文化の意味を発信しようと行動を起こした人たちが語る。
愛知大学三遠南信地域連携センター 編
A5判/並製 238頁 ISBN978-4-86333-027-6 C0036
本体価格 1,500円(税込1,650円) 2010.3.20刊
三河・遠州・南信州という県境を越えた地域において、生活環境づくりと住民生活の向上にむけた活動のために設立された、産学官民の連携事業「愛知大学三遠南信地域連携センター」。その5年間にわたる実践を「地域を知る」「地域を育てる」という軸のもとにまとめ、全国の「地域づくり」に取り組む人々におくる。
三遠南信の地域的特徴 日本の国土開発政策と三遠南信 三遠南信の地域づくりの動き 〈知る〉手立てとしての評価手法
地域を育てる理念─住民の住民による住民のための「三遠南信」をめざして
育てる手法の検討─一村一品運動の「人づくり」の経験より
学生による地域づくり活動の意義 〈地域づくりプレイヤー〉の育成 ほか
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編
発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 120頁 ISBN978‒4‒86333-207-2 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2024年3月20日発行
中国「伝統衣装」の発展と儒学の影響──唐・宋時代を中心として
唐・元・清朝期における服装の「漢化」と「胡化」──「中華民族多元一体構造」論との関連から
旗袍の近代革命──誰が「チャイナドレス」を作ったか
女性の社会進出がメディアに与えた影響
中国人にとっての「家族」とはなにか?──ドラマ『小歓喜』から見る日中における家族観と教育観の違い
映像のなかの日中伝統文化の表現──両国の美学とロマンの相違
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 180頁 ISBN 978‒4‒86333-193-8 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2023年3月20日発行
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、第24弾。
観光開発・政策/コロナと観光/旅行ニーズ/スタディツーリズムの4チームにわかれ、オンライン調査を実施。
北京外国語大学の学生との融合学習の一環として、中国語によるオンライン講座も開かれた。
「日中学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
農村地域の観光政策──「農家楽」から見る農村部における観光形態の発展
中国歴史文化地域の観光開発
日中の新型コロナ禍における防疫政策の比較
新型コロナ禍で中日政府が企業に行った政策・支援の違い
中国におけるオンライン旅行ニーズと対日認識
訪日中国人の消費行動からみる旅行ニーズ
復興ツーリズムに対する被災地住民の感情と認識に関する研究
「スタディツーリズム」を取り巻く非政府による運営
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編
発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 142頁 ISBN 978‒4‒86333-184-6 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2022年3月10日発行
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、第23弾。
外国語教育・民間教育の2チームにわかれ、オンライン調査を実施。
北京外国語大学の学生との融合学習の一環として、中国語・日本語によるオンライン講座も開かれた。
「日中学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
公立学校を中心とした中国での英語学習状況と課題
オンライン塾の外国語教育
中国における日本語教育──注目される日本アニメ
公学歴社会の国,中国における塾とは
オンライン教育産業におけるサービス提供の背景──日中比較考察
民間教育における都市と農村の違い
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 150頁 ISBN978‒4‒86333‒174‒7 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2021年3月10日発行
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、北京編。
第22弾は、人的資源管理・女性の働き方・農村観光・SNSの4チームにわかれ、初のオンライン調査を実施。
北京外国語大学の学生との融合学習の一環として、日本語によるオンライン講座も開かれた。
「日中学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
日中の雇用形態比較と離職対策
企業の人材確保戦略──昇進・昇給の明確性
日本の女性就業の現状
中国の女性就業の現状
働く女性の就業意識と男女間での差別
持続可能な農村観光──長野県飯山モデルと上海モデル
過疎化と経済面から見る中国農村の持続可能性
中国の消費者の口コミ重視傾向
中国におけるSNS の普及率と地域格差
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁158頁 ISBN978-4-86333-159-4 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2020年3月10日発行
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、台湾編。
第21弾は、台北市をはじめ、新北市、桃園市、新竹市を訪問。企業・ツーリズムの二班に分かれ調査を実施。
「日台学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
日台ローカライズの壁
広がる人材の現地化──台湾における課題と改善方法
台湾企業のプロモーション戦略
「負の遺産」とは何か
「正の資産」としての歴史遺構
台湾行政機関の考える問題と対策について
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁154頁 ISBN978-4-86333-155-6 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2019年3月10日発行
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、台湾編。
第20弾は、台北市とその近郊、および客家が居住する高雄市美濃区を訪問。観光・農村の二班に分かれ調査を実施。
「日台学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
日本統治時代と台湾人の「友日観」
美濃客家の客家意識──客家語と伯公信仰
世界のなかの台湾ツーリズムの現在地
中華民国交通部観光局の政策過程と政治背景
ノスタルジック台湾?
愛知大学現代中国学部現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁186頁 ISBN978‒4‒86333‒145‒7 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 5.7.2018刊
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、南寧編。
第19弾は、広西チワン族自治区の首府・南寧市を訪問。企業・都市・農村の三班に分かれ、中国労働関係学院の学生とともに共同調査を実施。
「日中大学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
中国人従業員のやる気を引き出すインセンティブ
中国企業に罰則制度は必要不可欠か
工会がよりよい職場環境づくりに果たす役割
南寧市にみる新型都市化計画の最前線
戸籍制度と学校教育制度の関連性について
南寧の家庭教育
農民たちの自己意識
農村部における子どもの夢と親たちの子どもに対する期待
民居の変化からみた新農村建設
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 240頁 ISBN978-4-86333-124-2 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 3.10.2017刊
愛知大学現代中国学部学生により行われた現地研究調査報告、合肥編。
第18弾は、安徽省の省都・合肥市を訪問。企業・都市・農村の三班に分かれ、中国労働関係学院の学生とともに共同調査を実施。
「日中大学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
合肥の企業から見る人材確保の現状
中国の工会
福利厚生から見る女性の働きやすい会社づくり 日中比較
合肥市民と名古屋人──幸福は食にあり
高速鉄道がもたらす幸福感,その先にある課題──愛知への示唆として
合肥を受け継ぐ学生
農村地帯の観光開発と地元住民の考え方
合肥市と郊外の隣接地帯の農村女性の状況・考え方について
親の期待と子どもの夢から見る中国
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 248頁 ISBN978-4-86333-103-7 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2016.3.10刊
第17回は、中国西南部の発展を担う内陸都市重慶を訪問。企業・都市・農村の三班に分かれ、中国労働関係学院の学生とともに共同調査を実施。
「日中大学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
重慶市の立地がもたらすメリットとデメリット
「中国製造2025」を見据えた今後のモノづくり
重慶小売業にみるターゲット顧客と品揃え
重慶の“まち” は世界へ通ず──公と私を分けない老重慶の世界観
グローバル理念としての品徳,そして平和思想
文明の交差点としての重慶市の独自性と英才教育
重慶農村部における義務教育の現状
都市化と新農村建設による農村の変化 など
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 208頁 ISBN978-4-86333-094-8 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2015.3.10刊
第16弾は、「蘇州見聞録」を冒頭フルカラーにて収録。中国労働関係学院の学生と共同で行われた「日中学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
人材を確保するための給与体制と福利厚生
蘇州市農村部における高齢化と農村社会保険
東山鎮における観光開発と農家楽の発展
西山鎮の2人の若き起業家
西山鎮黄家堡の茶・果物農家
蘇州市における老後のライフスタイル
河川をめぐる蘇州市民の生活の変化 など
愛知大学現代中国学部台湾現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁218頁 ISBN978‒4‒86333‒079‒5 C3030
本体価格2,000円(税込2,200円) 2014.3.10刊 ※品切れ
現地にて開催された「日台学生国際シンポジウム」での調査報告も中国語原文にて収録。
台湾の住民参加型社区活動
コミュニティにおける老人福祉
中華救助総会からみた大陸配偶者の現状
日台企業アライアンスにおける中国市場開拓
台湾人従業員とのコミュニケーション──テレパシー経営が通じない
台湾の女性消費市場と企業の販売戦略
三星郷農村の新しい地域サービス業
鹿谷郷農会による凍頂烏龍茶のブランド化
北埔郷における客家の歴史と産業
客家語と郷土言語教育 ほか
愛知大学現代中国学部中国現地研究実習委員会編
B5判/並製 214頁 ISBN978-4-86333-065-8
本体価格2,000円(税込2,200円) 2013.3刊
愛知大学現代中国学部中国現地研究実習委員会編
B5判/並製 172頁 ISBN978-4-86333-038-2
本体価格2,000円(税込2,200円) 2011.3.31刊
歴史的に日本と関係の深い吉林省長春の学生現地調査。
愛知大学現代中国学部中国現地研究実習委員会編
B5判/並製 230頁 ISBN978-4-86333-020-7
本体価格2,000円(税込2,200円) 2009.3.1
相互交流から生まれる新しい日中関係──現代中国学部学生により行なわれた現地研究実習報告、杭州編。
杭州は、西湖を始めとする豊かな観光資源をもつ古都である。
農業科学院の指導による安全な農作物栽培への取り組み、企業内学校による人材育成、富裕層をターゲットにした高級老人ホームなど、農村・都市社会の変容を現地の大学生とともにめぐり体感した報告書。
現地にて開催された「日中学生国際シンポジウム」での調査報告【および中国の学生との質疑応答】も中国語原文にて収録。
愛知大学現代中国学部中国現地研究実習委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判 総頁214頁 ISBN978-4-86333-008-5 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2008.7.31刊
緑色食品から見る中国の食品安全への取り組み/害虫対策からみる中国農業/中国野菜の安全性/農民専業協会の役割/済南市の卸売市場/黄河と農業用水/ 老人福祉制度の現状と課題/農村の医療は変わったか/農村の教育と戸籍問題/農村の公立と私立における小学校教育の相違/農村における飲食店の経営状況/ 農村における飲食店の衛生問題/中国におけるごみ問題の現状と日中比較/郷鎮企業の現状と課題/中国農民たちの豊かさへの模索
済南市における汚水処理の現状と水質環境/済南市飲料企業の品質管理/済南市における自動車販売戦略/済南市の百貨店におけるサービス意識と経営戦略/ 済南市における交通手段の比較と分析/済南市のアパレル企業の現状と課題/済南市における広告業の現状/済南企業の雇用状況と労働条件/済南企業の育児支援
済南市における観光開発/山東省の観光業のゆくえ/山東省の観光への取り組み/山東省のホテル業と従業員育成/山東省の観光宿泊施設/「泰山」観光の広報活動/山東省の観光コース/曲阜の観光ガイドと中国の人気観光地/観光地にみる山東省の環境管理/山東省の「食」と観光/山東省の土産産業
愛知大学現代中国学部中国現地研究実習委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁264頁 ISBN4-901095-91-4 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2007.3.31刊
3つの村の特徴と村組織/農村における集団経済組織/農産物の生産と流通/一人っ子政策の浸透と親の教育意識/農村家庭生活の特徴と課題/農村家庭の生活状況と人々の意識/農村既婚女性の結婚と家庭生活/中国農村の健康と医療体制/中国農村家屋の実態
西安に見る人材採用の現状 /長安城堡大酒店の人材教育 /就業意識と労働条件 /コカ・コーラの中国戦略 /企業の顧客サービス /中国企業のIT化 /IT化の日中比較 /西安における企業の宣伝活動 /広報活動から見る中国企業 /中国企業における社会貢献活動への取り組み
西安市民から見た観光客 /西安の外国人観光客の受け入れ体制 /西安における観光地のトイレ /西安市民の文化遺産保護意識 /西安市民のみる観光地としての西安 /西安における食文化 /西安市民の外食生活 /西安における工芸文化とその位置づけ/西安の酒文化と特産品/楊貴妃から見る日中両国の美人観/西安方言の発音と声調変化
西安市における環境への取り組み/環境保護宣伝からみる西安の衛生環境/企業の環境対策と市民の意識/飲み水に関する日中比較 /西安市の汚水処理の現状と人々の節水意識/西安市民のトイレ認識と実態/西安市民の汚染意識と都市開発計画/西安市の生活ごみの処理方法 /西安企業の廃棄物問題と市民の環境意識/西安のリサイクルシステム/砂漠化および植林活動に関する認識/日中の学生の学習意識と就職意識 /西安市民の日本観
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁268頁 ISBN4-901095-72-2 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2006.3.31刊
農村部においては、高度経済成長のひずみの表れである三農問題に対し、都市化を図る農村、最先端の農業技術を導入する農村の成果を評価し、その問題点に迫る。企業では、グローバル化により世界市場と相対し、生き残りとモラルを模索している有力企業の実態を、経営戦略、環境対策、社会保障などの側面から調査。都市部においては、転換点を迎える人々の消費行動、教育、民工の現在を考察し、中国のコミュニティが向かおうとする先を考える。本書は“中国の今”を理解しようとすることで、日本社会の実相をも映し出す若者たちの報告である。調査後現地で開催された「日中学生国際シンポジウム」の中国語発表原稿も収録。
農産物流通からみる中国農業
農村余剰労働力と農民工
中国における職業選択の自由
武漢にみる中国航空業界の集客競争
中国自動車市場
中国下着企業の販売戦略
中国企業における総工会の役割
武漢市民のマイカー事情
武漢市における民工の現状
中国をとりまく美容・整形ブーム
変身写真からみる消費観
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁284頁 ISBN4-901095-58-7 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2005.3.31刊
歴史的に多様な文化が交錯してきた観光都市ハルビンで、急速に変貌する生活スタイル、国際的な信用を得ようとする企業、教育・世代別にみる対日意識、支えあう親子の姿、世界に開かれつつある農業、豊かになった農村の暮らしなど、経済発展の大きなうねりの中でさまざまな表情をみせるハルビンの「今」を、若い感性が、驚きや戸惑い、自身の成長とともにまとめた社会調査報告集。
現地にて開催された「日中学生国際シンポジウム」での調査報告および中国の学生との質疑応答も中国語原文にて収録する。
学校と家庭の教育のあり方
変わりつつある都市のライフスタイル
観光都市ハルビンにおける地域社会
サービス業におけるサービスの役割
企業・政府の環境対策と人々の意識
情報伝達媒介としての携帯電話と広告
農村における食料生産と消費
農村教育と日中戦争が残したもの
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 総頁200頁 ISBN4-901095-47-1 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2004.3.31刊
反日本人留学生騒ぎや旧日本軍毒ガス噴出事件で過敏な条件下、さらにSARSの影響をおして中国現地研究調査に出立した学生たちが、僑郷の地・廈門の都市と農村で見たものは──。困難を背負ったことでかえって深く現地に入り込んだ若者たちの感性が捉えた社会調査報告集。
現地で開催された「日中学生国際シンポジウム」調査報告および中国学生との質疑応答を中国語原文で収録。
廈門と華僑
廈門市農村部の生活と農業
廈門市における環境保護対策
廈門市における環境衛生意識の現状と課題
廈門の教育と就業
廈門の食・住・美容
ミン南の伝統文化
企業の経営と今後への取り組み
国際化の進む中国での企業の意識
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判 総頁214頁 ISBN4-901095-30-7 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2003.3.31刊
日本の社会と文化形成に深い影響を与えた地域である雲南省。西部大開発の号令のもと昆明周辺で進められている急激な開発の実態と少数民族の生活文化などを学生たちが現地で体験し、訪問調査やアンケート調査をまとめた報告集。西部大開発、農村・環境問題、少数民族問題などをめぐる「日中学生国際シンポジウム」での両国学生の質疑応答も中国語原文にて収録。
昆明イ族の生活
昆明イ族における教育の現状と政策
昆明イ族の習俗
昆明市近郊農村における人々の生活
滇池から見た中国の環境問題
昆明市における花卉産業の現状と課題
雲南省における観光産業発展への取り組み
雲南省における教育と労働の諸問題
雲南省における経済発展への取り組み
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判 総頁222頁 ISBN4-901095-19-6 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2002.3.31刊
日中相互理解のための真の対話能力をめざして現代中国学部学生により行なわれた現地研究調査、大連編。 北の玄関口として経済発展を続ける大連を、歴史の重みも踏まえたうえで、若い視線が見つめ、対話し、考察した最新報告。都市社会の近代化とくらし、都市近郊にみる農村社会の変化、国際化に対応する中国企業と産業など。調査後、現地にて開催された「日中学生国際シンポジウム」における調査報告および中国の学生との質疑応答も中国語原文にて収録。
生活ごみ処理と市民の環境保護
都市社会における高齢者生活
外面と内面から見る若者の自己表現
家族関係および子供をとりまく環境
近郊農村における一人っ子政策
農薬に対する意識
農村の教育投資・就業問題
企業の広報活動と消費者意識
企業の環境保護対策 ほか
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判 256頁 ISBN4-901095-09-9 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2001.3.31刊
若い視線による同時代の体感を生かした調査が、データだけでは知りえない変動する上海の現在を浮かび上がらせる。中国のWTO加盟を控えた上海企業の制度改革・マーケティング戦略・環境対策、ゴミ問題とリサイクル意識の日中比較、若者の恋愛・結婚観と日本に対するイメージ、インターネット時代のテレビ事情、地域のくらしと居民委員会、受験教育の見直しと新しい教育への取り組みなど。調査後、現地にて開催された「日中学生国際シンポジウム」における中国語発表原稿も収録。
第1章 企業改革の実態と課題【企業組織班】
第2章 上海現代企業における経営戦略【企業市場班】
第3章 企業の環境意識と環境対策の実態【企業環境班】
第4章 上海市と名古屋市におけるゴミ問題【家庭環境班】
第5章 上海青年の意識【青年意識班】
第6章 上海のテレビ事情【娯楽班】
第7章 上海人の恋愛観と婚姻観【婚姻班】
第8章 居民委員会を通して観る上海社会【居民委員会班】
第9章 改革途上の青少年教育【教育班】
愛知大学現代中国学部中国現地研究調査委員会編 発行:愛知大学 発売:あるむ
B5判/並製 284頁 ISBN4-901095-05-6 C3030
本体価格 2,000円(税込2,200円) 2000.6.20刊
学生自身の中国語コミュニケーション能力と若さだけがもつ率直さを通して獲得した「生きた中国」のレポート。
戦前の東亜同文書院の「大旅行」と呼ばれた学生による現地調査を、21世紀に向けて再現・止揚する試みの第一歩として、日中相互理解のための対話能力をめざして現代中国学部学生により行なわれた現地研究調査は、企業における労務・人事管理、女性就業者のレイオフ問題、娯楽と食からみる都市の生活、家族構成・家の間取りを通した農村生活の変化、現代化された農村における社会保障・村民自治・環境問題などにわたり、その視線は今日の日本が抱える問題をも浮かびあがらせている。
調査後、現地にて開催された「日中学生国際シンポジウム」の中国語発表原稿も収録。
第1章 国有企業および外資系企業の人事・労務に関する比較【企業班】
第2章 女性就業問題の核心にせまる【女性就業班】
第3章 娯楽と食を通して都市住民の暮らしをつかむ【都市班】
第4章 家族構成・家の間取り・台所・食生活・春節から見た中国農村の変化【民俗班】
第5章 現代化された中国農村社会の実態【農村班】
Ⅰ シンポジウム・レセプションプログラム
Ⅱ 各班発表内容
Ⅲ シンポジウム出席者名簿
Ⅳ 報道記録
横家純一 編
文庫/並製 260頁 ISBN4901095080(978-4-901095-08-2)
本体価格800円(税込880円) 2001.4.1刊
経営者・教師など5人の女性が語る多様な人生経験を、女子大学生の聞き書きを通して社会学的に考察する。
この5人によって語られた人生経験のプロセスを見てみると、男社会の重圧の中で、一見、シャドウ・ワークばかりを押しつけられているようにみえつつも、実は、しっかり自分のステージで踊っている女たちが見えてくる。必要なものを、自分自身で選びとり、演出もし、かつ、それらのプロセスすべてを、他人任せにせず、自分自身でエンジョイしている。周囲からの眼差しが冷たく、暗いものであればあるほど、スポットライトに照らし出されたヒロインの動きが鮮明に浮かびあがってくる。男たちに無理やりおし込められていた舞台裏から跳びだし、自分が主人公となって、あたかも人生という芸術作品を創作しているようだ。本書を、「ショータイム」と名づけたゆえんである。
川又俊則・久保さつき 編著
A5判/並製 182頁 ISBN978-4-863330-35-1
本体価格1,800円(税込1,980円) 2011.3.18刊
これまでの言語学・心理学・情報工学等の個別分野において論じられてきた「コミュニケーション論」ではなく、多様な生活領域を横断的に研究・統合する新たな「生活コミュニケーション学」の構築を提唱する。
〈基礎編〉として、教育実践・社会調査をとおして「教育現場におけるコミュニケーションのあり方」(心理臨床)、「模擬カウンセリングとプロセスレコードの活用」(看護学)、「ライフヒストリー・アプローチ」(宗教学)、「宗教系老人施設の軌跡と世代間コミュニケーション」(社会学)などの事例研究。
〈応用編〉では、「日本語教育学の観点から」(言語学)、「蛇毒の免疫メカニズム」(免疫学)、「食材としてのヘビウリの可能性」(栄養学)、「中国人留学生における日本での食状況と栄養教育」(栄養教育)など、さまざまな視点からコミュニケーションの入り口の広さと奥深さ提示する。
大学生のコミュニケーションを心理臨床から考える
コミュニケーション・スキルの習得
ライフヒストリー研究と他者理解
世代間コミュニケーションとしての「祈る場所」
条件表現と条件文
毒蛇・蛇毒と免疫
ヘビウリ
栄養教育とコミュニケーション
中国人留学生のための栄養教育教材の作成
WANG WUYUN
A5判/並製 206頁 ISBN4901095374(978-4-901095-37-2)
本体価格2,000円(税込2,200円) 2003.5.5刊
中国一人っ子政策の実態とその影響。