芸術・生活

失われゆく古民家

失われゆく古民家

木島幹世 著 池本喜巳 写真

B5変形/並製 103頁 ISBN978-4-86333-091-7
本体価格 2300円+税 2014.11.7刊

鳥取の地元紙『日本海新聞』に1973年2月から1974年10月まで、50回に渡って掲載された古民家の写真と文に、残された51回めと52回めの原稿を追加し、1冊にまとめあげたものである。アカデミックな語り口調ではなく、身近にある優れたもの、美しいものへの愛惜として、誠実に具体的に語った文章と写真は、当時注目を集め好評を得た。初出から41年がたった今、文化財に指定された古民家以外はほとんど姿を消したが、当時の写真と文章は単なる建築記録ではなく、古民家の魅力と風土をおおいに語ってやまない。

木島幹世(きしま・みきよ)
1921年鳥取県若桜町生まれ、1999年没

池本喜巳(いけもと・よしみ)
1944年鳥取市生まれ

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空間の祝杯 Ⅱ

七ツ寺共同スタジオ40周年記念出版

空間の祝杯 Ⅱ 連動する表現活動の軌跡

七ツ寺共同スタジオ  発売=あるむ

A4判/並製 176頁 ISBN978-4-86333-088-7 C0074
本体価格 2500円+税 2014.8.25刊

開かれた空間=七ツ寺共同スタジオがまきおこした多彩なムーブメント、脈動する40年の軌跡

諏訪哲史さん推薦

「名古屋アングラ界の聖地 ── 40年」
少年少女よ! 七ツ寺を知らずして名古屋を語るなかれ!
安定しようとする日常からの激越な逸脱衝動にこそ名古屋文化の神髄がある。
この小屋が夜ごと露わにする逸脱のさまを目撃しながら、僕は芸術とは何かを学んできた。

【七ツ寺共同スタジオ】
1972年の創立以来、名古屋におけるアンダーグラウンド演劇〜小劇場演劇の上演拠点としての役割を担うとともに、舞踏・パフォーマンスや韓国芸能の紹介にも取り組んできた。
また、周年記念企画公演やプロデュース公演、人材育成事業も数多く手がけ、名古屋地区の演劇を中心とした表現活動のセンター的役割を果たしている。
2012年には創立40周年を迎え、今日に至る。 1999年には25年にわたる活動を総括した『空間の祝杯──七ツ寺共同スタジオとその同時代史』を刊行。

主な内容

♦メッセージ Ⅰ「七ツ寺共同スタジオと私」

諏訪哲史/天野天街/はせひろいち/坂手洋二/平田オリザ/松田正隆/中島諒人/高田恵篤/原 智彦/馬場駿吉/永島 卓/水谷イズル/新野守広/大塚 直/小堀 純/小島祐未子/矢野靖人/鳴海康平/田辺 剛/鬼頭直基/永澤こうじ/加藤智宏/古田一晴

♦メッセージ Ⅱ「ネットワークをもとめて」

八巻寿文(せんだい演劇工房 10–BOX)/杉山 準(劇場 アトリエ劇研)/籾山勝人(長久手市 文化の家)/富田顕生・長瀬武彦(公益財団法人 愛知県文化振興事業団)/筒井淳一(公益財団法人 名古屋市文化振興事業団)

♦劇団ファイル

少年王者舘(うにたもみいち)/劇団ジャブジャブサーキット(九鬼葉子・はせ ひろいち)/双身機関(亀田恵子)/てんぷくプロ(小島祐未子)/KUDAN Project(小島祐未子)/よこしまブロッコリー(ニシムラタツヤ)/オイスターズ(佃 典彦)/刈馬演劇設計社(角田達朗)
【若手演劇人座談会】 渡山博崇×ニノキノコスター×宮谷達也

♦特別寄稿 演劇・ダンス・パフォーマンス・映像・表現の横断領域などについての卓越した論考

安住恭子/海上宏美/森下貴史/大島寛之/唐津絵理/越後谷卓司/平野勇治/高橋綾子/港 大尋

♦七ツ寺共同スタジオ活動報告

周年記念企画事業/プロデュース公演/人材育成事業/あいちトリエンナーレ2010 SDプロジェクト/あいちトリエンナーレ2013 SDプロジェクト/アーツプログラム実践講座/韓国芸能の紹介/七ツ寺共同スタジオ通信/劇評・コラム再録

♦グラビア

あいちトリエンナーレSDプロジェクト/浜島嘉幸パフォーマンス/纐纈敏郎&ノロ燐展〈御空羅供の晩餐〉

♦表現活動の関連年表  七ツ寺共同スタジオ公演+関連ジャンル記録 1998〜2013

《読む》年表 ☞ 演劇・ダンス・パフォーマンス・美術・映像などの多彩なアートシーン=呼応し合う営為と表現の熱い季節の現場を追体験


♦墓碑銘

♦七ツ寺共同スタジオ平面図・建物概要・設備備品/会場提供ポリシー・設備改造の記録

FLOWERS

FLOWERS
MESSAGES FROM THE MOST BEAUTIFUL SILENT ACTRESSES OF NATURE (英語)

Justin Mau Bau 著

B6判/並製 119頁 ISBN978-4-86333-087-0
本体価格 2,000円+税 2014.8.15刊

市瀬英昭 神父「推薦のことば」より

この度、神言修道会の日本管区へ宣教師として派遣され、2002年8月に初来日したブラザー・ジャスティンが、仕事のかたわら撮り続けた「花たち」の写真集が、短く含蓄のある黙想の言葉(英語)と共に、出版されることになりました。これらは、決して高価なものではありませんが、ブラザーが自ら心を込めて育てた花たちです。全身にいっぱいの愛情を受けて大切に育てられてきたことがすべての写真から伝わってきます。

Justin Mau Bau
インドネシア西ティモールに生まれる。カトリック神言修道会日本管区所属。現在名古屋ザビエルハウス院長。

大自然の休日

忙しい研究生活の合間に、夫人とともに果した地球を周る自然旅

大自然の休日
Nature Travel across Seven Continents

村松 喬

B5版/並製 376頁(カラー 32頁) ISBN978-4-86333-070-2
本体価格 2300円+税 2013.7.26刊

20年以上かけて7大陸を制覇した著者が、秘境を巡る夢のような旅を写真つきで紹介する。大自然のなかで希少な野生動物と出会ったり、異郷の文化遺産を訪ね歩き、その壮絶な風景に魂を奪われる感動の記録。
著者自身の撮影による迫力のある貴重な写真も満載し(カラー写真は32ページ)、エコツアーへ出かけようと考えるかたへの格好な記録資料となる。

目次

インサイド・パッセイジ

オーストラリアの大自然

北国の週末

タヒチ諸島からニュージーランドへ

カジキを追って

アラスカの只中へ

グリーンランドの大氷山

アルプスを歩く

南太平洋、大富豪の夢

再びオーストラリアへ

夢のサファリはマラマラで

ビクトリアの滝、ケープの花

ヨーロッパの世紀末、太陽が消える

砂漠からジャングルへ

北の海、南の滝

再び南半球の海へ

ストロンボリの噴火

南米の自然を巡る

サファリの本場、ケニアを回る

ガラパゴスからマチュピチュへ

エジプト個人旅行

マダガスカルの原猿たち

ゾウに乗ってトラを見に行く

ヒマラヤを望む旅

シロナガスクジラ

タスマニアからヘロン島へ

シベリア横断鉄道の旅

サハラ砂漠

夢の南極クルーズ

ゴリラの森、クロマニョンの洞窟

ツンドラに集うホッキョクグマ

東カリブ海クルーズ

おわりに

薪ストーブ賛歌

薪ストーブ賛歌 心身に優しく里山を再生

相田武男著

 

四六判/並製 168頁 ISBN978-4-86333-058-0 C0077
本体価格1,500円+税 2012.12.1刊

薪ストーブは、心身を優しく温めてくれるだけではありません。薪ストーブのある毎日の生活からは、自然と共生する家族の絆が育まれ、薪の利用で里山林は活性化され、樹木の世代交代を促進してカーボンニュートラル(CO₂を増やさない)な環境が生まれます。
化石燃料による地球温暖化が深刻化する現代、欧米で進化し日本でも研究が進む環境に優しい薪ストーブの可能性と魅力を、薪ストーブ体験17年のジャーナリストが取材をまじえて紹介します。

主な内容

1 薪ストーブと共にある冬

薪ストーブ体験  薪づくり  薪ストーブのある風景

2 薪ストーブ使いこなし術

火を制御する  暖炉と薪ストーブ  薪ストーブの排気規制  薪ストーブに関する知識集

3 里山林の復活と薪ストーブ

放置森林の再生  薪供給システムづくり  森林総研が薪ストーブで森林復活対策
カラマツ薪で森林再生はかる人たち  脱化石燃料  薪で心身と森林に健康・元気を

4 薪ストーブ料理

薪ストーブ料理は“男専科”  ストーブ原体験

参考文献・資料

コラム

薪割り 私の秘密  薪と福島原発事故  石炭ストーブから石油ストーブへ
変幻自在に  味付けはキッチンで

侯孝賢の詩学と時間のプリズム

侯孝賢ホウシャオシェンの詩学と時間のプリズム

前野みち子・星野幸代・西村正男・薛化元 編

A5判/上製 266頁 ISBN978-4-86333-051-1
本体価格2,500円+税 2012.01.31刊

台湾の映画監督侯孝賢と脚本家朱天文との交感から生まれる、偶然性に身を委ねつつも精緻に計算し尽くされた映像世界。フィルムにおさめられた叙事のスタイルを台湾、香港、アメリカ、カナダ、日本の論者が読み解く。侯孝賢と朱天文を迎えておこなわれた二つのシンポジウムの座談会および講演も収録。現実感の希薄化が急速に進行する現代社会においてこそ、生活の現場に寄り添い、「見ること」「信じること」「記憶すること」、そしてそれを次世代に伝えていくことの重要性が語られる。

目次

はじめに  前野みち子

朱天文、沈従文との〈めぐりあい〉
 ──侯孝賢の自伝映画  葉月瑜 ダレル・ウィリアム・デイヴィス(小笠原淳訳)

侯孝賢が台湾百年史映画を創るとき──『百年恋歌』における歴史の記憶  藤井省三

侯孝賢の『悲情城市』──国内外の文化大使  ジェームズ・アデン(許時嘉訳)

二十年後から『悲情城市』再考──音声・映像・時間・空間  陳儒修(許時嘉訳)

パリの長境頭(ロングテイク)──侯孝賢と『レッド・バルーン』  張小虹(星野幸代訳)

侯孝賢の「記憶」との対話──『珈琲時光』  ミツヨ・ワダ・マルシアーノ

時の鳥瞰──侯孝賢映画の時間性  盧非易(南真理訳)

侯孝賢の詩学と時間のプリズム
  侯孝賢+朱天文+葉月瑜+盧非易+池側隆之 司会 藤木秀朗(小坂史子・秋山珠子通訳)

私の映画人生/私と侯孝賢映画  侯孝賢+朱天文(村島健司訳/西村正男監修)


侯孝賢フィルモグラフィー
あとがき  薛化元

台湾文化表象の現在

現代台湾が創出する文化表象世界に深く関与する。

台湾文化表象の現在いま 響きあう日本と台湾

前野みち子 星野幸代 垂水千恵 黄英哲編

A5判/上製 296頁 ISBN978-4-86333-032-0
本体価格3,000円+税 2010.11.10刊

台湾の文化表象には、幾層にも重なる共同体としての記憶と、そこに生きる個人のアイデンティティに対する問いがある。問われるのはナショナリティに限らない。エスニシティもセクシュアリティも、他者との関係によって自在に変容しうるものであるかのようである。そのゆらぎを対象化し、歴史を行き来し、越境を繰り返して、現在このときと交錯させる視座から読み解く。

目次
  はじめに  前野みち子

Ⅰ 往還するまなざし──自著を語る

『あまりに野蛮な』について 津島佑子

振り返れば──『海神家族』から『茶人児』までの創作過程をめぐって 陳玉慧(許時嘉訳)

「美しい」日本の私 朱天心(赤松美和子訳/星野幸代監修)

Ⅱ 召喚されることば──クィア・テクスト論の先端

周縁からの声
 ──戒厳令解除後の台湾セクシュアル・マイノリティ文学 劉亮雅(小笠原淳・西端彩訳/濱田麻矢監修)

SFの想像力は、クィア理論と連動する 小谷真理

ユートピアの去った後
 ──二十一世紀の台湾セクシュアル・マイノリティ文学 紀大偉(小笠原淳訳/濱田麻矢監修)

紀大偉のクィアSF「膜」を読む 白水紀子

邱妙津『ある鰐の手記』と村上春樹『ノルウェイの森』との間テクスト性について 垂水千恵

Ⅲ 交錯するからだ──身体表象の政治学

愛の不可能な任務について
 ──映画『ラスト、コーション』に描かれた性・政治・歴史 張小虹(羽田朝子訳)

見えない欲望──『彷徨う花たち』における「フェム」表象について 張小青

台湾小説における身体の政治学と青春想像──国家からジェンダーまで 梅家玲(許時嘉・星野幸代訳)


  あとがき  黄英哲・星野幸代(編者代表)

台湾映画表象の現在

台湾映画表象の現在いま
可視と不可視のあいだ

星野幸代・洪郁如・薛化元・黄英哲 編

A5判/上製 266頁 ISBN978-4-86333-045-0
本体価格3,000円+税 2011.7.10

台湾ニューシネマから電影新世代まで、歴史的文脈と結び付けて語られることが多い台湾映画を、台湾・大陸中国の論者がその表象や映像効果から鮮やかに読み解く。また、台湾ドキュメンタリーの現場では、戒厳令解除後にはじまる民間の歴史記憶の掘り起こしのなかで、公的な歴史の虚構性とどのように向きあいそれを映像化してきたのか。
転位する記憶と記録をめぐる台湾映画論。
黄建業・張小虹・陳儒修・鄧筠・多田治・邱貴芬
呉乙峰・楊力州・朱詩倩・簡偉斯・郭珍弟・星名宏修

目次
  はじめに  星野幸代

Ⅰ 微光と陽光の修辞学──台湾ニューシネマから電影新世代へ

台湾ニューシネマと文学との結婚
 ──険悪な夫婦か、仲睦まじい夫婦か 黄建業(杉江叔子訳/星野幸代監修)

身体―都市のフェードイン/フェードアウト──侯孝賢と『珈琲時光』 張小虹(許時嘉訳)

見たもの、聞いたものを信じてよいか?──『ヤンヤン夏の想い出』の構造と対比 陳儒修(星野幸代訳)

通過儀礼の中で苦闘する青春──エドワード・ヤン映画における少年形象 鄧筠(星野幸代訳)

『海角七号』における時間と空間との交錯 陳儒修(小出道也訳)

台湾映画と沖縄映画を照らしあう
 ──『海角七号』と『悲情城市』、『ナビィの恋』と『ウンタマギルー』のアナロジー論 多田 治

Ⅱ 転位する記憶と記録──台湾ドキュメンタリーの現場

歴史のさざ波に映る模糊とした木陰 黄建業(范姜惠琳訳)

台湾のドキュメンタリーと社会運動 邱貴芬(田村容子訳)

台湾のドキュメンタリー映画と私 ドキュメンタリー映画監督 呉乙峰(稲吉亮太訳)

『生命(いのち)──希望の贈り物』 監督 呉乙峰(小笠原淳訳)

『新宿駅、東口の東』 監督 楊力州・朱詩倩(小出道也訳)

植民地モダニティ再考 『VivaTonal跳舞時代』監督 簡偉斯(大橋義武訳)

演じられた「新女性」 『VivaTonal跳舞時代』監督 郭珍弟(大橋義武訳)

「跳舞時代」の時代──台湾文学研究の角度から 星名宏修


  あとがき  洪郁如

禅 Modern Zen Poems of Toshi Tanaka

禅 Modern Zen Poems of Toshi Tanaka(1916-1996)

対訳田中登志(1916-1996)─現代禅詩集

A5判/上製 192頁 ISBN978-4-86333-033-7
本体価格2,500円+税 2011.1.1刊

川柳を英訳。

おもてなし歳時記

季節にあわせたおもてなし料理レシピ集。オールカラー。

おもてなし歳時記

林 容子

B5判/並製 84頁(オールカラー) ISBN978-4-86333-017-7
本体価格 2,000円+税 2009.10.8刊

見て、味わって、心を満たす……シンプルなおもてなしレシピ集。
創業140年余の創り酒屋で育った著者が、料理研究家として20年間したためてきたレシピから、季節感あふれるおもてないし料理を1年通してまとめた一冊。
祖母や母から受け継いだ四季折々のお料理に心を馳せ、お正月からクリスマスまで10項目にわたり、数々のおいしさと美しい盛り付けを披露。また、その季節を彩る器や花、しつらえなどもあわせて紹介。

文人逸脱の書

日本書道史における中国書法の意義を3人の書家から考察する。

文人逸脱の書 池大雅・江馬細香・三輪田米山

鄭麗芸

A5判/上製 308頁 ISBN978-4-901095-97-6
本体価格4,500円+税 2008.5.20刊

日本書道史における中国書法の意義を3人の書家から考察する。
中国書法の日本的受容が最も多彩な展開をした江戸時代。その中期から末期に生きた大雅、細香、米山の書跡を辿り、三者三様の超逸の書風形成と文人的感性の全体相に迫る。 文人画の大成者としても著名な大雅の「感性・背臨・画意」、頼山陽の指導を受け優れた詩書画を残した才女細香の「情緒・意臨・詩情」、酔書を得意とし神官職にあたって多くの石文墨跡を刻んだ米山の「気迫・神臨・石趣」---書芸術における中国文人への憧憬と唐様の受容から、独自の書風に変容していく過程を、書道家でもある著者独特の漢語的文体でその境地を跡付ける。「日中書道史研究」における画期的労作。図版一一四点及び詳細年譜を付す。

主な内容

池大雅

汲古溶今──伝統書法の継承  青出於藍勝於藍──恩師良友の影響  推陳出新──斬新な書風の形成

江馬細香

書為心画──雪竹図の詩書画  非人磨墨墨磨人──才女の墨戯  風吹細細香──題画詩の書風

三輪田米山

和魂漢才──超時空の神韻  酔翁之意不在酒──酔書の真意  米山碑林──天地一指の鑑賞

櫻花縁

櫻花縁(おうかのえにし) 二胡独奏曲

朱新建 編

A4変型 24頁 ISBN4901095420(978-4-901095-42-6)
本体価格1,500円+税 

日中友好の讃歌『桜花の縁』を二胡で弾く。

マンダラの歌

マンダラへの旅,詩の修行。写真詩集。

マンダラの歌

立川武蔵

A5判/並製 64頁 ISBN978-4-86333-006-1
本体価格1,500円+税 2008.5.30.刊

十六の詩篇と異国の風景が織り成すマンダラ世界

「まえがき」より

時は神ではない。またこの世界の根源でもない。われわれが住む世界がその中を航行する次元というべきであろう。しかし、世界が時の中にあることを許す時限が世界と時のほかに存在しなくてはならない。では、その世界と時を入れる容器もまた時なのか。もしそうであるならば、時は幾層にもなっているといわざるをえない。このような時の構造を感じるためには詩が最適だと思う。これはそのような「詩の修行」の始まりである。
浮世絵は愉しい

浮世絵は愉しい

沢井鈴一著

A5判/フランス装 総202頁(カラー図版105頁) ISBN4-901095-03-X C0071 
本体価格 2,000円+税  1999.12.21刊
※品切

浮世絵版画にかんする先学の考証の成果をとり入れ、コレクターならではの鑑賞眼を通して、掲載する全版画に薀蓄をかたむけて解説を付した図録。本書は図版を一ページ一点にしぼり、知られることの少なかった江戸末期浮世絵の風景画、美人画、役者絵、芝居絵、武者絵、物語絵、風俗画、戯画などの華麗さと醍醐味を満喫させてくれるとともに、浮世絵の初摺りにこだわったコレクションは古版画図録としての記録的価値も高く、コレクターや美術愛好家、研究者にとって貴重な資料ともなっています。

【掲載絵師】=広重、二代広重、英泉、北寿、初代豊国、国貞、三代豊国、国芳、芳艶

七ツ寺共同スタジオとその時代史

小劇場運動の拠点の全記録!

空間の祝杯 七ツ寺共同スタジオとその時代史

七ツ寺25年史編集委員会編

A4判 336頁(写真多数) ISBN4-901095-01-3 C0095 
本体価格 3,000円+税  1999.1.20刊

【つかこうへいさん推薦】

かれこれ20数年前のことになる。このスタジオに寝泊まりし、名古屋の美味なるおでんを食べながら、芝居を作った思い出がある。素敵な空間は良質な芝居を作りあげる。このスタジオは、芝居の梁山泊であった。

名古屋の下町・大須の一角に空倉庫を改造して忽然と現れた「何もない劇空間」七ツ寺共同スタジオは、以来25年の歩みの中で北村想、天野天街をはじめ多様な人材、演劇集団を育て輩出してきた。日本の「いま」を呼吸する者にとって唯一自由でフレキシビリティにとんだこのスタジオの25年間の歩みを、多数の写真と証言により編集した本書は、芸術表現に関わるすべての人々に限りない示唆を与えるに違いない。

坂田稔作品集

戦中の前衛芸術運動の到達点!

造型写真1934-1941 坂田稔作品集

 

B5判/上製 166頁
本体価格 3,000円+税 1988.1.15刊 ※品切

【東松照明さん推薦】

前衛写真―それは“暗い時代”の予兆とともに登場しひとびとの「個」が窒息しようとしていたその時に、つかの間、斬新なエスプリからあふれでる燐光に輝き「現在」に生きるしなやかな魂にまでとどくSENSとSCIENCEの融合体=映像を定着させて、突然、軍靴と爆音の喧騒の中に消えていった。名古屋のアヴァンギャルド写真家・坂田稔の映像世界が、半世紀の沈黙から、いま甦る。