Nagoya Chikuonki Club

なごや蓄音機クラブ

イベントのお知らせ

2023年4月

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みずなみ──アナログの世界へ〈浮世絵・風琴・蓄音機〉

展覧会「しだれ桜と浮世絵展」2023年4月8日(土)〜16日(日)10:00〜17:00 関連イベント

チラシ:しだれ桜と浮世絵展

ティラノサウルス君が出演

emg mark IX
最高級蓄音機「EMG Mark IX」について

 蓄音機・EMG Mark IX(マーク・ナイン)は、「蓄音機界のロールスロイス」と言われるほどの最高級蓄音機です。この蓄音機は2017年11月4日(日)に電気文化会館で開催した「蓄音機コンサート」でも使用しました。お聴きいただいた皆さんは、その素晴らしい音色に驚かれたことと思います。
 写真でご覧になればお分かりのように、巨大なラッパ型のホーン(直径約58cm)がまず目を惹きます。このホーンから流れ出るサウンドは、とても蓄音機のものとは思われません。まるで極上のワインを舌の上で転がしているかのように、シャープでありヴィヴィッドであり、かつふくよかで丸みがあります。何といってもSP(78回転)レコードが持つ、録音時の微妙な空気感が聴くものに伝わってきます。
 最近、特に若い人の間でレコードが再評価されているようです。CDや音楽配信された音は大変美しいとはいえ、あまりにも美しく、時に美しすぎて、その反動として人間的な温かさ・手作りの味わいを感じさせてくれるレコードに、新鮮な驚きを感じたのではないでしょうか。今はまだLPレコードに人気が集中しているようですが、これが単なるブームに終わることなく定着し、やがてSPレコードに関心を持つ人々が現れてくれることを願っている次第です。

HMV-163について

 HMV-163には「魔力」があるのです。
豊かな低音もなく、繊細な高音もでないのに、なぜか惹きつけられる魅力がこの蓄音機には潜んでいるのです。しかもそれは、78回転のSPレコードでのみ初めて可能になるのです。
 この機種は、1928年に英国で作られたもので、数ある手廻し蓄音機の中でも、音のなまなましさや強さにおいて、優れた特性を持っていて、ジャズやタンゴといったポピュラー系の音楽に適しています。

名古屋蓄音機クラブについて
アナログの元祖・蓄音機

 なごや蓄音機クラブは2013年の春にできた同好会です。もともとは、手廻し蓄音機・HMV-163の素晴らしい音を、多くの方々に聴いてもらいたいと、友人知人たちと始めたホームコンサートが母体でした。
 それが昨年の初め頃から、一般公開の蓄音機コンサートを催して、広く社会に向けて蓄音機サウンドの良さを発信しようということになりました。
 どうぞ、なごや蓄音機クラブのイベントに参加して、オーディオとは別次元の音の世界を体験してください。

なごや蓄音機クラブレポート

2018年6月「ジャズ特集」の資料「JAZZをもう少し理解するために」をご覧いただけます。
→JAZZをもう少し理解するために─ブルースについて(PDF)

なごや蓄音機倶楽部